Google Analyticsがアトリビューションに対応:Multi-Channel Funnelsファーストルック

Introducing Multi-Channel Funnels
http://www.google.com/analytics/analytics-funnels.html

とうとうGoogle Analyticsからアトリビューション関連機能が登場。Limited pilotなので、上記サイトから申し込んだ一部ユーザーのみに、数週間のうちに限定リリースされていく模様。

Googleからの公式コンテンツは動画で:

こちらがアトリビューションの概念的な話とGAでの簡単な紹介。
Multi-Channel Funnels in Google Analytics

こちらがGoogle Analyticsの機能の詳細な紹介。
Walkthrough of Multi-Channel Funnels in Google Analytics

まだ使っていないので、ファーストルックと言えないほどのものだが、動画を見る限りのコメントとしては以下の通り:

1. 何が取れる?
すでに準備されているヘルプには、
– Paid and organic search (on all search engines along with the specific keywords searched)
- referral sites
- affiliates
- social networks
- email newsletters
- display ads
- any custom campaigns that you’ve created
と概ね対応しているようです。詳細動画には「even offline channels」とあるが、これはどうやるのか不明。

2. コンバージョンパスの期間
一番気になったのがこちら。こちらもヘルプには、30日とあるものの、概念説明のほうの動画には「〜up to a month or more」とある。これは誤解を与える。恐らく現時点では30日間だと思われるが、そこは重要なポイントなので明確にしてもらいたい。
コンバージョンまでの期間が長い商材の場合は30日では短い。他のツールは期間の制限がないものもある。ユーザーの要望があがってくると思うが、できればユーザーが任意に設定できるようにしてほしい。少なくとも180日は必須と思われる。

3. Top Path Report
これが一番強力と思われる。どのパスがコンバージョンにつながる、いわゆる「太い線」だったのかが分かる。グルーピングができるもの便利。ここで疑問としては、コンバージョンパスは30日間の中であればいくつでも記録してくれるのだろうか。かなり大きく広いキャンペーンを実施している場合、接触数が多くなり、ここでいうパターンもかなり多岐に渡るような気がするが、GAのインターフェースではどう見えるようになるのか。また、コンバージョンパスのローデータをダウンロード利用できるようになるか、という点。

4. Path Length、Time Lag
コンバージョンに至るまでのパスの数はいくつが一番多いのかがわかるPath Length、コンバージョンまでの期間がわかるTime Lag。いずれも便利だが、1,2回見れば勘所はつかめると思うので、いつも使うような機能ではないと思われる。

5. ビュースルーは?
現時点ではGDN(Google Display Network)でさえ、ビュースルーには対応していない模様。つまりすべてクリックスルーベース。推測だが、恐らく理由は、1)機能もその後の分析も複雑になるため 2)GDN以外も対応しようとすると、各アドネットワークや媒体社との交渉が必要なため 3) Google側のコストが跳ね上がるため。よって恐らく構想にはあると思われるが、先に見送りとなっていると思われる。

分析機能に関しては、ある程度GAの中でinsightが得られるようにはなっていくのだろうと推測するが、ここまであればあとはGAユーザーやビジネス従事者の腕の見せ所。自分なりの分析フレームワークを作っていくことが今後は重要と考えられる。

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【アトリくんの視点】
先日のAdobe Omniture SummitでもSiteCatalyst V15ではアトリビューション機能はかなり標準的に充実していく方向性だったので、Google Analyticsの方向性は気になっていました。シンプルですが、ユーザーベースを考えると必要十分な機能に見えます。あとは30日間を最低180日に対応してほしいのと、GDNをはじめとするビュースルーの対応に期待です。

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