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【海外コラム】オフラインアトリビューションの今!

Marketers, Offline Attribution is Finally Here!
https://blog.liveramp.com/2013/03/07/marketers-offline-attribution-is-finally-here/

2012/11にAttribution.jpでも取り上げたAdmetoryとパートナーシップを結んだオフラインデータをオンラインにつなぐ企業であるLiveRampがオフラインアトリビューションの現状と有用性について解説している。その中から4つのポイントを紹介したい。

1.オフラインアトリビューションがなぜ必要か
Eコマースが進んできているとはいえ、まだまだ購買の90%はオフラインで行われている。そうした中で、オフラインのデータをアトリビューションモデルの中に組み込まない限りオンラインの広告キャンペーンがオフラインの購買につながったということを証明することはできない。

2.オフラインアトリビューションがどのように機能するか
オフラインのアトリビューションは実店舗の会計処理情報を広告のインプレッションと結びつけることで完成させることができる。そしてオフラインデータをオンボードするにはEメールや郵便番号等のデータを実店舗の会計処理と結びつける必要がある。多くの小売店が購買とポイントカードやそれに似たシステムを通じ、Eメールや郵便番号等のデータを結びつけることができるからである。

3.アトリビューションを行う上で大切なこと
アトリビューションをより正確に行うには、多くの消費者に向けて広告を打ったとして、ある人が購買を決定したという事実や理由がほかの購買者の理由になるわけではない。アトリビューションはなるべく小さいレベルで分析が行われていることを確認しなくてはならない。広告自体は広く大きく行い、アトリビューションは細かく、個々に行うべきなのだ。

4.なぜオフラインアトリビューションに真剣になる必要があるのか
・オンラインのコンバージョンを意識した広告を打ってもオフラインのコンバージョンにつながるとは限らない。(クリックを意識したものは特にそう言える。)
・オフラインアトリビューションでは実店舗での購買であってもA/Bテストやコントロールグループを行うことができる。
・オフラインアトリビューションはオンライン広告の本当のROIを測ることができる。

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【アトリくんの視点】アメリカではオフラインのアトリビューションが段々と発展してきていますね。日本でも様々な試みとともにこれからどんどん進化し、行われていきそうです。楽しみですね!

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【海外コラム】ConvertroのTVにおけるアトリビューションの挑戦(adexchangerより)

クロスチャネル,クロスメディアのマーケティング最適化ツールを提供し、アトリビューションベンダーであるConvertro,CEO Jeff Zwelling氏のAdExchangerによるインタビュー記事である。

Convertro Tackles Attribution Challenge Through Television’s Lens
http://www.adexchanger.com/online-advertising/convertro-tackles-attribution-challenge-through-televisions-lens/

本インタビューはTVに対する予算の最適化やオフラインデータを扱うコストの低下、そしてConvertroの最近の活動の成果などを取り上げている。

本インタビューはTVに対する予算の最適化やオフラインデータを扱うコストの低下、そしてConvertroの最近の活動の成果などを取り上げている。

Jeff Zwelling氏が伝えるアトリビューションのポイント、特にテレビを含めたアトリビューションのポイントは以下の4つだ。

・顧客が望むのは完璧に新しい何かではなく、テレビとデジタルの関係性の理解とその売り上げや利益へのインパクトである。消費者がテレビとデジタルという相互利用だけでなくディバイスを越えて購買を行うようになったいま、やはりテレビの効果を測定することやテレビへのただしい費用のかけ方を伝えることが大切である。

・オフラインのアトリビューションで求められるのはオフラインでいかに購買がなされたのかである。消費者のテレビに対する反応とその売り上げに対するインパクトをいかに計測するかが鍵となってくる。

・顧客はどのようにお金を使うのが一番かを知りたい。Convertroとしては、本当になにが有効なのかをいつも提示している。顧客にとってなにが一番大きなビジネスチャンスとなるかを順位立てて、顧客がそれに対しどのように行動し、予想通りの展開になったのかを追跡し、伝えていく。これが顧客がアトリビューションに期待することではないか。

・テレビにおいてはクロスディバイスの考え方がとても重要であり、依然として「購買」はPCが多いが、テレビに対するタブレットやスマートフォンによる「反応」は急速に増えている。相互を関連づけることでテレビの影響力を知ることができる。またテレビ広告のあり方を変えようと動いてるひと達をみるとエキサイトする。テレビの影響力の計測や最適化ができれば革新的で、我々もそこに着目している。

そして最後に

仕事や活動の成果や影響力を測ろうとしない企業は、測ったことで何か見つかってしまうことに怯えているから測ることを拒んでいるのだと思う。しっかりと「なに」を計測できるか着目すれば、いかに企業の施策が有効であるかわかり、顧客が興味をもつか判断できるようになる。

と述べインタビューを締めくくっている。

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【アトリくんの視点】
2012年5月にForresterがアトリビューションベンダーの評価レポートを発行し、そのなかで「Strong Performers」(Bクラス)と評価されていたConvertroですが、クロスメディアを中心に様々な施策に取り組んでいるようです。その中でもやはりテレビを用いたアトリビューション分析になんとか挑戦しているという状況でしょうか。Zwelling氏もテレビ広告の入札制導入など様々な広告のあり方の変化に期待し、応援していると言っていますよ!

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【海外コラム】Visual IQがeBook 『Exploring the Art and Science of Marketing Attribution』を発行

Exploring the Art and Science of Marketing Attribution: Dispelling the Myths, Explaining the Value, and Defining a Roadmap for Success
http://www.visualiq.com/ebook-marketing-attribution-art-and-science-download-form-web

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アトリビューション専業ベンダーであるVisual IQとデジタルパフォーマンスエージェンシーであるiProspectが『Exploring the Art and Science of Marketing Attribution(マーケティングアトリビューションの芸術と科学を切り開く)』と題するeBookを無料配布している。上記のURLから必要事項を入力するとダウンロードできる。アトリビューションを取り巻く環境やアトリビューションのメリット、導入方法や事例など網羅的にアトリビューションに関し記載されている。
以下はその要点である。

マーケティングアトリビューションをするなら今だ
現在マーケティングを取り巻く環境はより複雑化しており、マーケティング戦略もマルチチャネルからチャネル横断型のオムニチャンネルに発展している。そしてアトリビューションを通じてラストクリックだけでなく、顧客とブランドとの接点の全体像を見ることで、それぞれの接点がコンバージョンにどんな影響を与えたのか明らかにできる。

アトリビューションはマーケットリーダーにとって強い武器となる
多くの企業やブランドがすでにアトリビューションの効率の良さや競合に対するアドバンテージを感じ実施している。アトリビューションのポイントは「真実と明確さ」にある。アトリビューションはマーケティング施策の効果やその原因を探り、顧客の明確な軌跡を見ることができる。そうすることで決断を明確に下すことができるようになる。

アトリビューションとレオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチはヒューマニズムと科学の融合の象徴である。また飽くなき探究心をもち、その科学的な知見や物事の本質を見極める精神が名画家・彫刻家としての土台となっている。発展したデジタルマーケティングの世界ではダヴィンチの知恵が大いに価値のあるものである。顧客のニーズと行動にフォーカスするオムニチャンネルがダヴィンチにおける人間研究や芸術的な側面で、データを基盤として量的に分析するアトリビューションがダヴィンチにおける正確で論理的な真実への追究としてなぞらえる事ができる。そのようなデータを元に顧客の行動に入り込む世界ではダヴィンチの象徴する科学の美しさと芸術の人間性こそが価値があるものである。

アトリビューションの価値はどこにあるのか
アトリビューションは「どの広告でどの場所がコンバージョンに結びついているのか?」「ブランドと顧客を結びつけるためにはどのように検索やディスプレイ、ソーシャルなどを使っていけばよいか?」などのマーケティング上の課題を解決してくれる。その解決策はいつでもデータの中にあり、外見上の価値では図らない。アトリビューションでは正しく効果的なソリューションを創るために必要なデータをそろえ、何が有効に作用しているのか明確にすることで、正しい決断をすることが可能になる。

アトリビューションの5つの利点
1. 顧客の理解に繋がる。
2. 顧客の価値をはかることを助ける。
3. 市場の混乱を乗り越えるツールを提供する。
4. データに基づきROIの定量化ができる。
5. 様々な種類の徹底的なデータの融合と分析でマーケティングの成果を向上させる。

アトリビューションに関する疑問と誤解と真実
アトリビューションの導入に際し、「複雑で難しいのではないか」「テクノロジー重視で技術面でのハードルが高いのではないか」「あたらしい技術の導入は変化が大きく、作業効率を下げないか」「我々の組織にはそぐわないのではないか」など様々な疑問や誤解があるが、アトリビューションはデータを用い、正確な計測をもとに分析を行いそれぞれの企業やブランドが正しい決断を下すためのものであり、情報だけでなくチーム全体を整理し、よりシンプルにすることでマーケティングを強化するものである。

アトリビューションを始めようー哲学とロードマップ
哲学
アトリビューションの最終的な目標は顧客の行動をよりよく理解することにある。ダヴィンチが科学の探求によって人体の表現を精密に行い、素晴らしい作品を残せたように、アトリビューションを用いることで複雑なマーケティングミックスがどのように作用しあっているのか内部をみることができ、顧客とブランドが結びつく流れに近い、マーケティング戦略を立てることができる。

ロードマップ
1. 洞察とリサーチ:まず自分達のゴールがどこで、持っている能力や資源などをチェックし、どのようにどこでアトリビューションをキャンペーンや戦略に導入していくのか検討する。
2. 初期の導入:代理店やアトリビューションベンダーは様々なデータの中から使用するパラメーターを選んでくれる。技術面ではアトリビューションベンダーがデータを集め、分類し、技術者たちと有用なデータを見つけていく。そこでは部署を横断してアトリビューションへの理解が必要である。
3. ロールアウト:アトリビューションによる結果がでて、マーケティングの中で重要なものを選別し、まずなにから取り組むか決める。そこで有用なデータを選別し自動的に最適化していく。
4. 最適化と拡大:アトリビューションを拡大していくことで、より最適なマーケティング戦略を描き、ROIを高めていくことができる。

アトリビューションの実施事例
本文では金融系企業がアトリビューションを導入しROIが32%上昇した事例とアパレル系企業でアトリビューションが消費者インサイトを得ることができた事例などが紹介されている。

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【海外コラム】なぜポストインプレッション・トラッキングが必要なのか;またなぜそれが完璧でないのか(admonsterより)

欧米トップクラスのDSPであるSiteScoutのマーケティングディレクターであるRatko Vidakovicによるコラム。

Why You Need Post-Impression Tracking (and Why It’s Not Perfect)
http://www.admonsters.com/blog/why-you-need-post-impression-tracking-and-why-its-not-perfect

本コラムはポストインプレッション・トラッキング(日本ではその他にビュースルー率やビュースルーコンバージョンと呼ばれることがある。本コラムではポスト・インプレッション・トラッキングで統一する)の必要性と注意点を紹介している。以下がその要約である。

まず広告主はオンラインのディスプレイ広告キャンペーンを正確に測るうえでクリックだけに注目してはならず、異なったアトリビューションのメソッドの採用が必要になってきている。そこでポストインプレッション・トラッキングが機能する出番である。

ラストクリック・アトリビューション・モデルの限界
ラストクリック・アトリビューション・モデルがディスプレイ広告のなかでは最も古く、一般的な施策である。しかし業界に詳しい広告主はすでにクリックスルーコンバージョンが全体の1%にも満たず、残りの99%がディスプレイ広告をクリックせずにコンバージョンに至っていることを知っている。そこで広告主は広告の効果を測定するためによりよいアトリビューションの手法が必要になってくる、それがポストインプレッション・トラッキングである。

ポストインプレッション・トラッキングとは
ポストインプレッション・トラッキングではユーザーがクリックするのではなく、広告を見たことをcookieで追跡し、その貢献度を測る。そのためこのようなアトリビューションの場合、時間を決めてユーザーを追跡し、様々なプラットフォームや媒体を意識する必要があり、より複雑なものになっている。そのような状況ゆえにポストインプレッション・トラッキングは完璧でないと意識する必要がある。

一般的なポストインプレッショントラッキングの限界
ポストインプレッション・トラッキングはクリックで計測するアトリビューションよりも考慮すべきデータが多く、判断が曖昧になりがちで、さらにスピード感のあるものだ。そこで曖昧なものをもう少し地盤の固いものにするために、先進的なソリューションが必要である。

先進的なアトリビューション手法の出現
ビッグデータの力を最大化する先進的なソリューションは実際存在している。たしかに伝統的なアトリビューション手法をつかうと測定は早くできる。しかし先進的なアトリビューションツールでは、アトリビューションの様々なプラットフォームや媒体を越えてもラストクリック以前の全てのタッチポイントで予算の配分を高いレベルでできる。

トラッキングにおける媒体・代理店側の役割
ポストインプレッション・トラッキングに頼ろうとしているブランドにとって、データを重視していく過程で媒体・代理店側は広告主に必要なトラッキングに対応する必要がある。
ポストインプレッション・トラッキングは高いレベルのインサイトを広告主に与えるが、まだ完全とはいえない。
一番標準的なレベルで広告主に対応するには、媒体・代理店側は時間を意識したユーザーの追跡をしながら、複数のメディアやプラットフォームを越えて分析のできる先進的なポストインプレッション・トラッキングのできるベンダーを見つけ、後押しする必要がある。

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【海外コラム】ラストクリック・アトリビューション・モデルを越えなくてはならない3つの理由

Google Analytics Product Marketing ManagerのAdam Singer氏によるコラム。

3 Reasons to Go Beyond Last-Click Attribution
http://www.clickz.com/clickz/column/2241040/3-reasons-to-go-beyond-lastclick-attribution

本コラムではラストクリック・アトリビューション・モデルを越えて、全てのチャネルを重視することでマーケティングの成果を最大限に上げられる理由を3つ挙げている。

要点を述べると、
1.現代の購買の方法はディバイスやプラットフォーム、ウェブサイトを横断している。
消費者はSNSを駆使し、モバイル機器を使い、様々なディバイスを用い情報を仕入れながら購買活動をしていることを数値を示しながら紹介している。

2.ラストクリック・アトリビューション・モデルはサポートしてくれるプレイヤーを邪魔する。
ここではバスケットボールをたとえにアシストの大切さを述べている。

3.まもなくラストクリック・アトリビューション・モデルがあなたのマーケティングを最下位にする。
多くのマーケティング担当者が戦略的にアトリビューションを用いており、ラストクリックに執着していると競合に遅れをとってしまうと主張している。

最後に「デジタルマーケティングの世界はより複雑に成長している。しかし、いいニュースとして貢献度を簡単に測定したり、動かしたりを可能にする良い新しいツールが続々と出ていることだ。そのためソーシャルやモバイル等の新しいチャネルの価値をとらえる考え方を高いレベルで持つべきである。」と締めくくられている。

詳しい内容は上記リンクを参照してほしい。

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【国内コラム】2012年・2013年のディスプレイ広告市場に関するDAC取締役CTO徳久昭彦氏インタビュー(ExchangeWire Japanより)

ExchangeWire Japanが株式会社プラットフォーム・ワン 代表取締役社長CEO 兼 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)取締役CTOの徳久昭彦氏へインタビューを行った。テーマは「ディスプレイ広告市場について、2012年の振返りと、2013年の市場予測について」であった。

日本版、広告テクノロジー業界マップ2013(ディスプレイ広告)&2013年業界予測:DAC徳久氏インタビュー
http://www.exchangewire.jp/2013/02/06/display-landscape-jp-2013-dac-tokuhisa/

徳久昭彦氏によると、2012年はリスティング広告にくらべ、ディスプレイ広告が台頭してきた。特にDSPやRTBなどデータを使っている広告では感覚値でいうとおそらく倍以上伸びたのではないか。その中でデータがとても重要であるが、データオーナーが誰であるのかが分からない状況を危惧しており、社内で責任を持ってデータを管理する人材の確保が難しく重要であると述べている。社内だけでなく、専門家という意味で独立系のコンサルティング会社にもそれらの人材を期待するべきだという。
さらに徳久氏が一番注目するのは動画コンテンツで、PCとスマートフォン、タブレットも含めて動画を活用してコンテンツがリッチ化されることを期待しているという。

そして、2013年のDACの注力ポイントとして、データを活用できるようなプラットフォームや、もっとしっかりしたアトリビューション分析サービスをご提供していきたいと述べる。バナーとリスティングだけのアトリビューションだけだと評価しにくく、バナーとリスティング広告の間にはたくさんのエンゲージメントを高めているコンテンツが本来あるはずで、そこをノーカウントでリスティングとバナー広告で効果を測定するのはおかしいと指摘する。

最後にデジタル広告の場合、トライ&エラーが可能でクライアントの商品やサービスそれぞれの特徴によってフィットする場合とそうでない場合を見極め使った上で効果をみることを推奨している。さらに、テックプロバイダーっていう立場から、プロバイダーはどんどんテクノロジーを磨いて進化させているつもりでいるため、テクノロジーの善し悪しを早計に考えないで、どんどん問題点をフィードバックし、一緒に育てて進化させることが重要だと締めくくった。

詳しいインタビュー記事は上記のリンクより確認してほしい。
リンク先には『広告テクノロジー業界マップ』も掲載されている。

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【国内コラム】72社のWEB担当者に聞くーアドテクノロジーなどの理解度、実施状況や導入意向について(AdverTimeより)

72社のWEB担当者に聞く
前編http://www.advertimes.com/20130115/article99031/
後編http://www.advertimes.com/20130116/article99108/

2012/12、雑誌「宣伝会議」がアドテクノロジーなどの理解度、実施状況や導入意向について大手メーカー・サービス業などを対象に72社のWEBマーケティング担当者に匿名のアンケートを行った。

その結果2013年のWEBマーケティング関連予算は、7割の企業が「増加傾向」または「前年並み」という回答を得られたという。

その中で、ディスプレイ広告配信のための統合プラットフォームである「DSP(Demand Side Platform)」・アトリビューション・ビッグデータなどのテクノロジー関係用語の理解度を調査した。
以下の図のような結果が得られている。

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アトリビューションに関しては全体の7割に当たる72人中51人が理解していると回答。しかし、10人は「聞いたことがあるがわからない」、6人が「聞いたことがない」と回答している。

そして、スマートフォンサイトの最適化・スマートフォン向けのアドネットワーク・DSP・アトリビューションに関し、その導入状況や実施意向に関しても調査し、以下の図のような結果が得られた。

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アトリビューションは現状では実施に至っているのは12社(16.6%)だが、「実施していないが興味はある」という回答が37社(51.3%)に上っている。

回答企業などその他の詳細に関しては上記URL並びに1月15日号の宣伝会議に掲載されている。

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【海外コラム】FacebookのプロダクトマネージャーDavid Baserが語るアトリビューションのロードマップ(AdExchangerより)

Product Manager David Baser on Facebook’s Attribution Roadmap
http://www.adexchanger.com/social-media/product-manager-david-baser-on-facebooks-attribution-roadmap/

Facebookはすでにアトリビューションの領域において重要なプレイヤーである。特にオフラインやFacebook外で起こったコンバージョンをモバイルとデスクトップ上の広告に結びつけるマルチデバイスのインプレッション分析ができることは大きな価値を持つ。全てのインプレッションがFacebookのユーザーIDと結びついているため、多くのアトリビューション・プラットフォームでの常套手段であるCookieは必要ない。

最近のFacebookの動きや情報などを見るとFacebookがアトリビューションシステムを積極的に推進していることがわかる。

例えば、今週Facebookは消費者が接触するメディアに供給されるFacebook広告とオンラインコンバージョンのつながりを追うコンバージョントラッキングと最適化のシステムを発表した。このシステムは例えば登録や購入、Eメール登録など、広告主が設定するアクションを起こしやすいユーザーを特定するための、Optimized CPM (OCPM:CPM最適化機能)とよばれる顧客クラスタリングアルゴリズムを用いている。(Facebook Studioのブログより)

オンラインコンバージョントラッキングの未来を見据え、FacebookのプロダクトマネージャーであるDavid Baserは広告主がオウンドメディアやアーンドメディアを含むオーガニックインプレッションを追跡できるように企業として動いているとAdExchangerに話してくれた。「ゆくゆくはその領域になにか提供しなくてはと思っている」と彼はいう。それについて詳細は以下のQ&Aで確認してほしい。

Facebook曰く、新しいコンバージョントラッキングと最適化ツールを使うことで、Fab.comはCPAを39%下げることができたとしている。そして政府組織である民主党知事協会(DGA)は従来のオンラインキャンペーンよりコンバージョン単価を85%下げることに成功した。β版の全てのテストキャンペーンを通じても、OCPM(CPM最適化機能)のアルゴリズムを適用してコンバージョンを計測した結果、同予算のCPCキャンペーンと比べて約40%もCPAが下がることがわかった。

Optim.al SocialのCEOであるRob Leathernは、Facebookが自らの領域を越えていくことこそが、Facebookの未来にとって重要なポイントであると述べている。「Facebookは、バックエンドで機械的に学習することによって、マーケターがターゲットを明確にしようと考えぬかなくてもターゲティングできるようにします。それによって、マーケターは”Facebookという領域” を超え、ウェブ全域やモバイルへも押し進めるシステムを構築することができるようになります。」

以下は先日のAdExchangerとFacebookのプロダクトマネージャーDavid Baserの対談である。

AdExchanger:(以下略)Facebookはクロスディバイスアトリビューションではどのような取り組みをしていますか。

David Baser:(以下略)一般のコンバージョン計測システムと同じように、我々はウェブサイトへ設置するかんたんなコードを広告主に提供しています。そのコードはユーザーが(あらかじめこちらが設定した)アクションをすると通知してきます。

一般のコンバージョン測定システムと大きく違うのは、他では広告を見たりクリックした時にユーザーにCookieを投下しますが、我々はユーザーがアプリかモバイルのどちらからのログインであったかに関わらずユーザーを識別することができます。

もし顧客のウェブサイトでユーザーがアクションを起こし、通知が帰ってきたら、それはCookieIDでなくユーザーIDにもとづいて結びつけます。

一度我々のシステムがcookieでなくユーザーIDに基づいたことで、我々はウェブやモバイルそして、デスクトップのマルチブラウザでさえも矛盾のないアトリビューションを行うことができます。

もしモバイルのニュースフィードで「ウェブサイトはコチラ!」と書かれた広告があり、そのリンク先のサイトがモバイル対応になっていなくても、ユーザーが次の日に訪問しようが、次の週に訪問しようが、アトリビューションは問題なく計測されます。

Facebookにとってのアトリビューションのロードマップはどうなっていますか?

いま現在、我々の焦点は2点あります。ひとつは、計測システムを可能な限り広げること。そして二つ目は、計測の最適化クオリティをあげていくことです。

長い時間をかけてでもあらゆる広告をまたいで計測できることがとても重要であると我々は感じています。我々はアトリビューションや測定にとってより矛盾のないシステムを用意しています。そして、ユーザーがタブレットを使ってもデスクトップPCを使っても携帯を使っても混乱しません。

我々は考えうる最先端をいきたい。そして長い時間をかけ、地上にある全ての通信装置で機能するより効果的なアトリビューションのシステムを作りたいと思っています。

オウンドでもアーンドでも、Facebookにおけるオーガニックコンテンツのインプレッショントラッキングに関してはいかがでしょう。それに関しても提供するつもりですか。

まずお知らせしたいのは、我々はオーガニックコンテンツにおけるコンバージョンの測定はとても重要だと理解しています。いま、我々の提供するものに関してまだ内部で評価をしている状態です。自社のソリューションとして提供するには少し時期尚早ですが、第三者のソリューションを提供する予定はありません。

我々はもちろんそれを重要視しています。時期がくれば何かしら提供しなくてはと思っています。

コンバージョン計測とOCPM(CPM最適化機能)のグローバル展開にどれくらい力を入れていますか。

今のところ、β版として提供するために、クライアントと密に連携しています。現時点では限定数百クライアントですが、迅速に拡大できるよう努めています。システム自体は全ての国・言語で広告主がご利用できるようになっています。

ウェブサイトのコードを変えるとなるといずれの場合もすべての広告主が活用するには少し時間がかかります。

もう少し詳しくどのように動くか教えてくれませんか。

我々はユーザーを集合した匿名のクラスターを作ります。いつでもFacebook上もしくは広告主のpixelがインストールされたウェブサイトでユーザーがなにかアクションを起こすと、そのアクションが集合しているクラスターに反映される仕組みになっています。その集合しているクラスターはFacebookやFacebook外でのつながりやアクションから得る全ての信号を元に構成されています。

それにより、どのような個性を持った人がある特定のアクションを起こしやすいのかを我々は理解しようとしているのです。「広告主」が求めるアクションを特定したとき、購買や登録など、我々は同じようなアクションをしそうなユーザーを探すのです。そしてそのセグメントに広告を切り替えていきます。

そうすることで広告主には配信システムの自動化を提供でき、CPCの計算や最適化の向上につながっていきます。

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【海外最新情報】Adometryがクロスチャネルアトリビューションのために800万ドルの資金調達

To Solve Cross-Channel Attribution, Adometry Raises $8 Million Investors include Shasta Ventures, Stanford University
http://www.adweek.com/news/technology/solve-cross-channel-attribution-adometry-raises-8-million-146658

マーケティング担当者がデジタル広告にお金をかければかけるほど、デジタルでの広告効果やメディアをバランスよく活用するための測定をしたくなる。そのためには、非常に渇望されているクロスチャネルアトリビューションの技術が必要になってくる。クロスチャンネルアトリビューションのビジネスを推し進めるためアドメトリーは800万ドルの資金調達を完了した。

アドメトリーCEOのPaul Pellman氏によるとアドメトリーはオフラインのコンバージョンを追跡し、そのデータをオンラインの広告活動に結びつけることができる。そうすることで、複数のメディアチャンネルにおけるブランドのインパクトと価値の理解を助長できる。今回の資金調達はアドメトリーの近年の動きを拡大し、製品のロードマップを加速させていくものである。

去年にかけ、アドメトリーはMediaMathやInvite Media等とリアルタイム入札や自動入札ツールでの連携をし、モバイルやFacebook等の新たなデジタルチャンネルを追加した。「我々が進むべきは我々が提供するチャネルをアトリビューションと最適化を武器に拡大していくことだ」とPellman氏はいう。「顧客は何が良いパフォーマンスをあげているのか明確化する包括的な分析プラットフォームが必要だと訴えている。」と。

Adometryにとって利益とはなりにくいが「すでに動きだし、進んでいると」Pellman氏は言い、近いうちに出費を取り返し、企業の機能に追加していくと指摘した。Adometryは従業員は80名、2011年終わりに比べ倍以上に増え、来期も同じように成長していたいという計画がある。本社はテキサス州、オースティンにあり多くの従業員がそこで働くが、シアトルにもオフィスを持ち、ゆくゆくはアメリカだけでなく海外顧客のためにも英国やヨーロッパにオフィスを拡大していく計画だ。

投資会社であるShasta Venturesから資金調達をうけ、同社のマネジメントディレクターであるJason PressmanがAdometryの取締役となる。「JasonとShastaVenturesはアドテックやマーケティングテックに対する全く新しいドメインの専門性を持たらしてくれる。」とPellman氏はいう。Austin VenturesやSierra Ventures、スタンフォード大学そして既に取締役となっている投資企業なども資金源となっている。

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【国内最新情報】ロックオン、第三者配信アドサーバ事業参入へ(MarkeZineより)

ロックオン、第三者配信アドサーバ事業参入へ
http://markezine.jp/article/detail/17055

2013/1/16、業界シェアNo1広告効果測定システム『アドエビス』などのマーケティングツールを提供するロックオンが第三者配信アドサーバ事業へ参入することを発表した。今回のリリースにより、従来のアドエビスの全機能に加えた形で、第三者配信アドサーバ機能が利用可能となる。

アドエビス第三者配信アドサーバ機能は、『ViewThruエビス』の機能として提供され、一般的な第三者配信アドサーバ機能に加えて、「アドエビス」の全機能と統合できるため、複数のDSP、リスティング広告、SEO、アフィリエイト、メールマガジンといった様々なWEBマーケティングを包括して、アトリビューション分析を行うことができる。
新サービスは2013/2/4より利用可能になり、第三者配信アドサーバとしては国内最安値レベルの価格(※同社調べ)に設定することで、第三者配信市場の更なる拡大を目指す。

同社は2月初旬に『第三者配信アドサーバViewThruエビス』お披露目セミナーと題しサービスに関する説明会も開催する。

その他詳細は以下のURLを参照ください。
ロックオンニュースリリース:http://www.lockon.co.jp/release/2936/
ViewThruエビス詳細:http://www.ebis.ne.jp/viewthru/

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