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アトリビューション関連の記事は今後Unyoo.jpに引き継がれます

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2009年からアトリビューション関連の記事を専門にお伝えしてきた Attribution.jp は、「アトリビューション?なにそれ?」と言われていた当時から約6年が経ち、現在ではデジタルキャンペーンの評価に当然のように組み込まれることとなりました。テクノロジーの進化に伴って、以前よりスピーディかつかんたんに分析できる環境が整ってきた一方で、オフラインデータを始めとして組み込まれる変数は増え、マーケティングの基本的な概念の一つとして認知されるようになってきました。

アトリビューションは、分析だけでは価値を生みません。そこから実施を伴うアトリビューションマネジメントによって成果を臨むものです。そして、アトリビューションマネジメントとは単なる予算の再配分ではなく、データドリブンな最適化を適切に回していく「運用」が伴ってはじめて実現するものだと考えています。

業界のトップランナーとの対談でも、アトリビューションという枠を前提としながらも、それを飛び越えてキャンペーンマネジメントの実務と事例に言及することが増えてきました。アトリビューションが机上の空論ではなく、分析や施策の現場で、当たり前のように扱われてきていることを実感しています。
 
そこで、アトリビューションの概念をお伝えするという Attribution.jp が初期に設定していたメディアとしての役割は達成したと考え、より実践的な内容を扱う Unyoo.jp にその役割を移管させて頂きます。

Unyoo.jp では、ニュース記事や「コラムの分析・アトリビューション」カテゴリで引き続きアトリビューション関連の記事を扱っていくほか、トップランナーのみなさんとの対談もこれまで以上に増やしていきたいと考えておりますので、Attribution.jp 同様、ご愛読願えますと幸いです。

過去記事はアーカイブとして残し、これまでリンクして頂いた記事がリンク切れ等にならないようメンテナンスしていく予定です。今後ともどうぞ宜しくお願い致します!

リンク:Unyoo.jp

思慮深いアトリくんありがとうございました!

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【海外ニュース】 Sizmek が Aerify Media を買収しモバイルトラッキング・アトリビューション機能を強化

8月11日、広告配信プラットフォームであるSizmek(旧:MediaMind)が、モバイルトラッキング、アトリビューション、リターゲティングソリューションを提供する Aerify Media(本社;ニューヨーク CEO; Andreas Vagelatos)の買収を発表しました。

 

Sizmek Acquires Aerify Media to Bolster Mobile Tracking, Attribution and Retargeting Capabilities
http://www.adotas.com/2014/08/sizmek-acquires-aerify-media-to-bolster-mobile-tracking-attribution-and-retargeting-capabilities/

 

Aerify Media のチームはそのまま Sizmek に参加し、Aerify Media の技術が Sizmek の MDXプラットフォームに統合されるようです。これにより、モバイルのトラッキングの強化、およびクロスデバイスでのアトリビューション分析、リターゲティング機能が拡充されるとのこと。

 

Sizmek の CEO Neil Nguyen氏 は、「モバイルが指数関数的な成長を続ける環境において、Aerify の買収は我々の世界的なアドテクプラットフォームのリーディングカンパニーというポジションを更に増強するものだ」とコメントしています。

 

アトリくん
【アトリくんの視点】先日の Medialets の Total Attribution の発表でも感じましたが、各社のモバイルへの投資から、クロスチャネルの分析や統合マネジメントの動きが加速していることが分かりますね!マルチスクリーンの環境が進むにしたがって、こういった動きはこれからも加速していきそうです!

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【海外ニュース】Googleがアトリビューション専業のAdometryを買収

Google が、アトリビューション関連事業を専門に行う Adometry を買収しました。買収の金額等は公表されていません。
 

Google To Buy Marketing Attribution Pure Play Adometry
http://www.adexchanger.com/platforms/google-to-buy-marketing-attribution-pure-play-adometry/
 

今回の買収により、Adometry のスタッフ(約130名)は、徐々に Google の Analytics Premium のチームに参加することになるようです。
 

Adometryのブログでも、今回の買収について公表されています。
 
 

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【アトリ君の視点】 2012年のForresterのリサーチでは、AdometryのアトリビューションはGoogleより優れていると評価されていました。今回の買収により、ユニバーサルアナリティクスのアトリビューション機能がより強化される期待が高まります。マルチスクリーン対応を加速させているGoogleが、Analyticsでの解析面も強化していることが分かる買収ですね!

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【News】AdWordsのサーチファンネルにアトリビューションモデリングツールが追加

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サーチファンネル>アトリビューションモデリングツール
Google AdWords のコンバージョントラッキングツール内に、アトリビューションモデリング機能が実装されました。

検索経由でコンバージョンしたユーザーのデータを可視化できる「サーチファンネル」の中に、5種類のアトリビューションモデルを比較できる機能が実装されています。
 
 

5種類のモデリング
今回実装されたモデリングは以下の5つです。

・ラストクリック(Last click)
最後のクリックに100%のクレジットを付与するモデルです。

・ファーストクリック(First click)
最初のクリックに100%のクレジットを付与するモデルです。

・線形/均等(Linear)
コンバージョンパス内のすべてのクリックに均等にクレジットを配分するモデルです。

・時間減衰(Time Decay)
コンバージョンが起きたクリックを起点にして時間的に新しいクリックにより多くクレジットを付与するモデルです。

・接点ベース(Position Based)
ファーストとラストにそれぞれ40%のクレジットが割り振られ、残りの20%は中間点に均等に割り振られるモデルです。

この機能の実装により、AdWordsのコンバージョンタグを実装しているアカウントは、より一層コンバージョンの価値やキャンペーンごとの差異を加味したアカウントマネジメントがしやすくなりますね!

オフィシャルのアナウンスはこちらをご覧ください。
https://plus.google.com/+GoogleAds/posts/hZTQi6AFbfT

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【イベント報告】ad:tech tokyo 2012 参加レポート

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今年で4回目になる世界最大級のデジタルマーケティングイベント ad:tech tokyo 2012 が10月30日、31日の2日間にわたって東京国際フォーラムで開催されました。

今年はアトリビューションのセッションが新たに設けられ、ブースでも多くの企業がアトリビューションと関係のある機能やソリューションを打ち出されており、アトリビューションへの注目度の高さが感じられるイベントとなりました。

Attribution.jp を運営するアタラも本セッションやブースセッションのスピーカーとして参加してきましたので、簡単にですがご報告いたします!

[本セッション]アトリビューション・マネジメント:アトリビューションがもたらすマス広告も含めたマーケティング効果とは? (COO有園)

[C-3] 2012/10/30 2:40pm 〜 3:30pm

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2012年に新たにテーマとして創設された「アトリビューション・マネジメント」のセッションに、有園雄一がパネリストとして登壇しました。

立ち見で溢れかえる大盛況の中セッションはスタートし、モデレータのデジタルインテリジェンス横山様をはじめ、Fringe81の田中様、資生堂の葛西様、ブレインパッドの草野様と、アトリビューション分析や、オフラインも含めたアトリビューション・マネジメントの可能性について議論しました。

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会場に入りきらないほど多くの方に足を運んで頂き、50分では語り切れない濃密なセッションと会場の熱気で、アトリビューションの盛り上がりを肌で感じることができました。
 
 
 
[ブースセッション]マーケティングプラットフォームの今後を考える(CEO杉原)

[ロックオン様ブース] 2012/10/30 4:00pm 〜 4:30pm

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ご利益がありそうなエビス神社がとても目立っていたロックオン様のブースでは、杉原剛が統合キャンペーン管理プラットフォームの概要についてお話しさせていただきました。

ロックオン一木様と、リスティング広告の自動入札ツールの系譜としての統合キャンペーン管理プラットフォームについて、30分と短い時間ながら非常に濃い内容のお話しができました。

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当日のセッション用資料はSlideShareにアップロードしています。ご参考ください。

[ブースセッション]メディアプランニングのnewwave アトリビューション解析のリアル(COO有園)

[オムニバス様ブース] 2012/10/30 4:30pm 〜 5:00pm

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たくさんのセッションが開催され常に盛り上がっていたオムニバス様のブースでは、本セッションを終えたばかりの有園がアトリビューション分析についてお話しさせて頂きました。

オムニバスさんのUSTREAMです。


Video streaming by Ustream

オムニバス矢野様と、本セッションだけでは語り切れなかったアトリビューション分析や現場の実務の要点について、具体的な事例を交えながら踏み込んだ議論をさせて頂きました。

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[ブースセッション]次世代デジタル・マーケティングの新しい指標! パワーコンテンツ連動型アトリビューション・マネジメント(COO有園)

[インテグレート様ブース] 2012/10/31 0:20pm 〜 1:00pm

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ad:tech tokyo 2日目には、インテグレート様のブースで、先日発表した「”パワーコンテンツ連動型アトリビューション・マネジメント”プロジェクト」について、デジタルインテリジェンス横山様、インテグレート藤田様、日本ビジネスプレス菅原様と一緒に、今回の取り組みについて有園がお話しさせて頂きました。

「広告」だけでなく、「コンテンツ」が消費者に及ぼす影響について、コンテンツを軸にしたユーザーの態度変容過程の可視化について説明するとともに、会場に詰めかけたたくさんの方々と意見交換させて頂きました。

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【アトリくんの視点】今年のad:tech tokyo は、最終日のヤフー宮坂社長によるクロージングキーノート中にYahoo! JAPANとMediaMindの提携が発表されるなど、第三者配信のみならず、日本のアトリビューション分析の未来にとってまさにマイルストーンとなるイベントでしたね!

Attribution.jp では、引き続き世界中のアトリビューションにまつわる情報にアンテナを巡らし、具体的な事例も交えながら、良質な情報をみなさまにお届けしてまいります!

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サーチファンネルについての解説

Inside AdWords に、先日行われたサーチファンネルについてのウェビナーの解説記事が出ています。

過去のアトリビューション関連ウェビナーへのリンクや、前回のウェビナー開催時に参加者から出た質問に丁寧に回答しています。

詳細はこちらから。

Search Attribution: AdWords Search Funnels – Inside AdWords
http://adwords.blogspot.jp/2012/06/search-attribution-adwords-search.html

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【アトリくんの視点】記事中にある質問への回答はなかなか興味深いです。特に”Time lag”レポート(日本語では”期間”)と”History Window”(日本語では”履歴ウィンドウ”)の期間を60日や90日に延長して見るという考え方はとても参考になりますね。サーチファンネルを普段からチェックすることは少ないかもしれませんが、検索に特化した数少ない分析ツールなので、「コンバージョンの発生キャンペーンが多岐に渡る」「検討期間が長い商材」「コンバージョンはブランドワードばかりで一般ワードはクリック数は多いけど実績は少ない」といった場合に、次の一手のためのヒントが隠れているかもしれません。

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IABがアトリビューションに関する2つの資料をリリース

米インタラクティブ広告の業界団体であるIAB(Interactive Advertising Bureau) が 「Digital Attribution Comes Of Age」「The IAB Digital Attribution Primer」という2つの資料を同時に公開しました。

「Digital Attribution Comes Of Age」は、フォレスター・リサーチ社が広告代理店やサービスプロバイダ、媒体社などに行ったインタビューをもとに作成されたアトリビューションの今を捉えた調査報告書です。

「The IAB Digital Attribution Primer」は、Primerという名前のとおり、アトリビューションに関する入門書です。アトリビューションの定義から手法、課題まで簡潔にまとまっていますので、「アトリビューションって結局のところなに?」という方はぜひご覧になってはいかがでしょうか。

詳細はこちらから。

Digital Attribution Comes Of Age
http://www.iab.net/digitalattribution

IAB Attribution Primer
http://www.iab.net/attributionprimer

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【アトリくんの視点】「Digital Attribution Comes Of Age」によると広告主自身でアトリビューション分析をしているという回答が50%を超えていますね。日本でも言えるのですが、複数の広告代理店とのお付き合いがあったりすので、なかなか一つの広告代理店やツールベンダーなどに依頼できなかったり、CRMとのデータ連携が必要になったりで、効率的・効果的にアトリビューションをやろうとすると、結果的に広告主自身がやった方がいいということになるようです。日本ではまだまだ広告主自身でアトリビューション分析をやっている会社は少ないと思いますが、今後はそのようなニーズが高まってくるのではないでしょうか。
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緊急対談です!今回は、ad:techシンガポールにブースを出されていた株式会社オムニバスの山本章悟さんに、熱気あふれるad:techのブースで緊急インタビューをしてみました。オムニバスを立ちあげられた経緯や、東南アジアにおけるアドテクビジネスの展望について伺っていきます。(シンガポールの陽射しが強かったのでサングラスをかけてみました ^^)

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ad:techとオムニバスの関係。

岡田:今回は、ad:tech シンガポール特別編ということで、オムニバスの代表取締役CEOである山本章悟さんお迎えしてお話を伺います。Attribution.jpをご覧の方であればオムニバスさんや山本さんをご存じない方はいないような気がしますが、改めて自己紹介をお願いいたします。

山本:オムニバスの山本章悟と申します。私自身はこれまでのキャリアでずっとアドネットワークに関わり続けていて、2008年当時日本でだれも関わっていないアドエクスチェンジが海外で伸びているのを知って、これはチャンスだと思いオムニバスというアドテクノロジーカンパニーを立ち上げました。創業当時は一人だったのですが、その後すぐにDSPやRTB、オーディエンスターゲティングやアトリビューションなどの単語に代表されるアドテクノロジーが注目されはじめ、その波に乗るかたちで少しずつ会社を伸ばすことができました。創業当時から考えると本当に想像もできないくらい、自分も周りの環境も変わってきたなあと実感しています。

岡田:創業当時はお一人だったとおっしゃいましたが、現在社員さんは何名ぐらいいらっしゃるんですか?

山本:現在は約20名です。

岡田:おお。すごく増えてますね。勢いを感じます。

山本:人数が増えてきたので、組織としての強みを出せるよう、コンセプトをしっかり固めようとしています。オムニバスには「Bids of Omnibus」というブランドステートメントがあるのですが、その中に「We are selling culture 単なる商品でなく文化を提供しよう。私たちは広告と同時に、デジタル広告の持つ先進性、優れたクリエイティブ表現、デジタルアドバタイジングという新しい文化を提供する会社である。」という言葉があります。アドテクノロジーを利用して、マルチデバイスによって行動が変化してきているユーザーにしっかりと適切なメッセージを届けられる、マーケティングソリューションを提供できる会社になり、社会に貢献していこうと、そんな思いを込めています。

岡田:素晴らしいですね。そこで、今回はそういったアドテクノロジーの代名詞的なイベントでもあるad:techのシンガポールにオムニバスさんはブースを出されているのですが、シンガポールでブースを出そうと思われた狙いというか、そのあたりをお聞きできればと思います。

山本:そうですね。オムニバスは元々アメリカが中心になっているプラットフォームを使ってアドネットワークを組んでビジネスを展開している会社です。もちろん今でも日本が我々のビジネスの中心であることは間違いないのですが、使っているプラットフォームがワールドワイドなものなので、東南アジアにもシームレスに使えるし、以前からチャンスがあるなと思っていました。これまではベンチャーということもあってリソースの問題でなかなか手が回らなかったのですが、おかげさまで体制も徐々に整ってきたので、本格的に東南アジアを考える前のマーケティングリサーチのような意図でブースを出してみた、という感じです。もちろん、運が良ければビジネスに繋がる話ができるかもしれない、という期待も込めてですが。

岡田:運が良ければとおっしゃいましたが、私から見ている限りだと、オムニバスさんのブースはとても盛況に見えました。実際にブースに訪れた方の反応はいかがでした?

山本:実は、かなりよかったです。繰り返しになりますがオムニバスのプラットフォームは東南アジアのトラフィックにも対応できます。そこに興味を持ってくれる企業さんが意外と多かったという印象です。日本に広告を出したいという海外の企業さんや、モバイルに関しての問い合わせも多かったです。

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(盛況なオムニバスのブース)

岡田:そうなると、日本にいながら海外の案件もやる、というだけでなく、実際にシンガポールにブランチを立てて腰を据えてビジネスをする、みたいなことを考えたくなってしまいますね。

山本:そうなんですが、あくまで今回たくさんいただいたお話がちゃんと仕事になって、ビジネスとして可能性を感じられるようになってからですね。タイミングが来たと判断できたら、どんどん進めていきたいとは思っていますが。

岡田:おおー。素晴らしい。

山本:来月もまた来る、みたいなのは普通にあると思います。

岡田:そうなんですね。それぐらいの引き合いがこの二日間にあったということですね。

山本:そうです。もちろんこういうイベントなので、みなさんテンションが上がっているというのは差し引いて考えないといけないですが、帰って問い合わせを整理して、進められそうなところはどんどん進めていきたいと思っています。

東南アジアは別に”東南アジア”というカタマリじゃない。

岡田:素晴らしいですね。私はさっきから「素晴らしい」しか言ってないような気がするので少し話題を変えます(笑)。ここ数年東南アジアは伸びる伸びると言われていて、まあ実際に市場が大きくなるのは疑いの余地がないと思うのですが、そういった期待感とは裏腹に、ビジネスの現場では苦労しているという声も多く聞きます。オムニバスさんから見て、そういった期待と現実のギャップのようなものについて今回の出展を通じて何か感じられたものはありましたか?

山本:実際にまだこちらでビジネスを開始しているわけではないので、現時点ではわからないというのが正直なところです。ただ、現地の企業と話していると、例えば広告の売り方がいまだにCPD(Cost Per Day)が主流らしいという話がある一方で、外資系企業がどっとなだれ込んできて、RTBすごいよ、オーディエンスターゲティングだよと言って、ad:techのようなイベントで煽るという構図が見えてきています。そういったad:techの中の世界と、実際のビジネスの現場との溝みたいなものは感じることがあります。

岡田:肌感覚として、そこにはだいぶギャップがあるんじゃないかと思っているということでしょうか。

山本:もしかしたらあるんじゃないかなと。ただ、実際にこっちで広告主さんや代理店さんと仕事をしてみないと見えてこないんじゃないかとは思っています。

岡田:なるほど。もう少しだけこの話をお訊きしたいと思います。初日のセッションでは、ローカルマーケットについての特徴やデータ、ビジネスを進める上での課題などを話すパネルディスカッションが幾つかありました。年々エマージング・マーケットへの注目度が増す一方で、具体的にローカルへの導入で苦労している部分とか、課題は何なのかとか、そういった発見はありましたか。

山本:ベトナムとタイについてのセッションを聞いていてよく耳にした言葉が、「Government」だったんですね。考慮しなければならない要素として政府がある。ベトナムは確かに社会主義ですが。 

岡田:私もそのセッションは出ていましたが、確かに聞きました。ベトナムは国営テレビばっかりだとか。調べると衛星放送も可能みたいですが、一部の富裕層に限られるでしょうしね。

山本:ネットのインフラとか、規制がどの程度あるのとか、そういった不透明さを感じるのは確かです。

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岡田:今年のad:techはad:techじゃなくてsocial:techじゃないかというくらい、ソーシャルの話が多かったですが、東南アジアにおけるソーシャルビジネスの広がりや、オムニバスさんのソーシャルについての取り組みなど、そのあたりはいかがですか?

山本:オムニバスはやはりディスプレイアドバタイジングの会社なので、例えばつい先日FacebookがRTBを始めるというニュースが出ていましたが、そういったところをしっかりキャッチアップしていきたいなと思っています。あと、話は少し逸れますが、ソーシャルと一口に言っても国ごとにぜんぜん状況は違うなと考えています。Facebookの人口が多いのはインドネシアですが、インドネシアはスマートフォンというよりまだフィーチャーフォンが主流です。シンガポールはスマートフォンがだいぶ普及してますが、フィリピンやベトナムもまだこれからです。

岡田:ベトナムはZING MEが強いですよね。Facebookが解禁されたので急伸しているとは言っていましたが。

山本:東南アジアという国があるわけじゃないので、当たり前なんですけどちゃんと国別に考えていかないといけないなと。国ごとのデバイスの違いや、主流のサービスも違いますし。

今が進出するにはチャンスだと思う。

岡田:話をオムニバスさんに戻します。オムニバスさんはad:techでブースを出すのは今回のシンガポールが初めてではなく、サンフランシスコやニューヨークでも既に出されているとお聞きしていますが、過去の出展の中で、一番反応が良かったのはどこですか?

山本:今回のシンガポールかもしれないです。サンフランシスコも反応は良かったですが、今回は勢いがありますね。引き合いの種類も国もさまざまですし、カオスです。

岡田:すごいですね。でも確かに、参加者のハングリーさというか、そういう勢いは感じます。

山本:いろんな国からというのはアメリカでも一緒でした。サンフランシスコで引き合いのあったところはもう取引が始まっていますが、そういった海外との取引で経験値を積んでいくことによって、その国の市場がわかってくるようになります。

岡田:そういった海外市場に強いというのも、オムニバスさんの価値になりますね。

山本:国内を考えるとそうですね。海外に活動を拡げることによって、国内から海外に広告を出したい企業さんに適切にご案内ができますし、海外の企業が日本に広告を出したいときも仲介することができる。アウトバウンドとインバウンドの相乗効果があります。 ad:techにブースを出すようになってから、そのサイクルが分かってきました。

岡田:国内と海外をそれぞれ見ていて、気づくことはありますか?

山本:そうですね。二年前にシンガポールに来たことがあるんですが、その時は誰もテクノロジーの話をしていなかったのが、今年はこの盛り上がりですから、スピード感というか、勢いはとても感じます。特に、モバイルは早いです。それはもう東南アジアとか関係なく。

岡田:そうなんですか。具体的にどういったところでそれを感じますか?

山本:例えば、モバイルアプリがありますよね。あれはひとたび流行ると世界中からトラフィックがきます。なぜか分からないけど台湾から大量にアクセスがあるとか、そういうことが割と頻繁に起きます。これをビジネスにしようとすると現地の企業と直接やり取りをするしかない。そういった流れも手伝って、モバイルは本当に海外との連携が早かったです。今回もシンガポールのモバイル企業と話す機会があったのですが、拠点は確かにシンガポールだけど、世界中にサーバーがあって、世界中のトラフィックを捌いているようです。シンガポールはあくまでハブですね。

岡田:シンガポールは人口500万人くらいですから、そこだけで広告のマーケットを考えるのは現実的ではないですね。拠点はシンガポールでも、そこから東南アジア全体でビジネスをという企業は多いですね。

山本:税金も安いですし。企業にも優しい土地柄ですしね。

岡田:もう進出するしかないって感じですか!

山本:いや、ノリで来てはダメですね(笑)。歯切れよく「来た方がいいぜ!」と言いたいですけど、やはり不透明な部分も多いので。行くぜ!というのが目的化しても意味がないと思いますし。

岡田:最初におっしゃっていたように、進出した方がメリットがあることを確かめられる状況にしないといけないということですね。急いで来ても火傷するけど、ゆっくりしてると乗り遅れるというか、それぞれのステージよる見極めが大事ですね。

山本:日本でやっていても大変なことはたくさんありますから、こっちに来たからといって別に楽になるってわけでもないですので。日本では想像できないような大変なことがたくさんあると思います。一方で、今後間違いなく伸びていく市場なので、ある程度長期的な視点でやるにはとてもいいタイミングなんじゃないかなと思っています。

岡田:なるほど。ありがとうございました。さて、このサイトはアトリビューションの情報サイトなのですが、今回のad:techではRTBやDSPの話はあっても、アトリビューションに関する単独のセッションは残念ながらありませんでした。ただ、仮にアジアでのアドテクノロジー市場の成長をラストタッチだとすると、今回のシンガポールでの二日間はファーストタッチというか、アジアのアドテクノロジーの胎動を予感させるきっかけとしてしっかり貢献度をスコアリングすべきイベントだったと思います。
と、無理やりアトリビューションに繋げたところで、山本さん、最後にメッセージをお願いします。

山本:それでは少し大きめの視点からお話したいと思います。今回様々なアドテクノロジー系のセッションの中で聞く事ができたのが、アドテクノロジーの理解が進んだ、先端市場としての日本の存在と、約10年以上前からある日本のモバイルの広告市場の存在です。その2つについてはセッション以外でもいたるところで聞く事ができました。やはり日本という国はアジアの中ではダントツにマーケットが成熟しています。そこからくるノウハウや技術はアジア市場を考える上で非常に大きなアドバンテージになると感じました。あとは僕らのメンタリティー次第です、海外に対しても物怖じする事なく全力で取り組む事ができれば道は必ず開けていくはずです。日本も全然捨てたもんじゃない、自分たちにプライドを持ってやっていきましょう! 

岡田:山本さん、ありがとうございました!

聞き役:岡田吉弘(Yoshihiro Okada)Google+

(END)

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【アトリくんの視点】日本だけでなく海外を視野に入れ実践を繰り返されている山本さんのエネルギーが感じられるインタビューでした!実際に海外に向けてアクションを起こされているオムニバスさんだからこそ得られる知見が多くあるのですね。エマージング・マーケットへの期待と現実とのギャップを少しづつ埋めていきながらビジネスを拡大していく心意気に大いに勇気づけられます。アトリビューションについてはad:tech Tokyo に期待ですね。山本さん、貴重なお話をありがとうございました!

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Googleのアトリビューション系ウェビナーリソース

Google Analytics Blog に、Google のアトリビューション系ウェビナーのまとめが紹介されていました。

アナリティクスPremium のアトリビューション機能に代表されるように、Google は今後もアトリビューション機能を強化させていくと思われます。

Building Blocks of Digital Attribution: How to get started with Google’s attribution tools
http://analytics.blogspot.jp/2012/06/building-blocks-of-digital-attribution.html

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Adometryがメディア配分の予測ツール Media Modeler™ をリリース

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Adometryのリリースが続いています。

前回のテレビのアトリビューションに続いて、広告キャンペーンの変更によって訪問数やコンバージョン数などの指標がどのように変化するのかを予測するツール、Media Modeler™ をリリースしました。

Industry Leader Adometry® Launches Advanced Attribution-Based Media Modeler for Online Marketers

プレスリリースでは、今回の予測ツールの登場によって、広告キャンペーンについて行った最適化アプローチが、リーチや訪問数、コンバージョン数を含めたさまざまなKPIにどんな影響があるかをモデル化することができ、広告主がメディアの配分や調整を行う際の意思決定の一助になるだろうと伝えています。

Media Modeler™ には以下の機能が含まれているようです。

キャンペーンのインパクトレポート
キャンペーンの変更がどのようにKPI に影響するのかを瞬時にレポートする機能
ECPA分析
過剰投資を避けるための、効果的なCPA(eCPA)の識別機能
メディアプラン最適化
最適なメディア配分を決めるために Adometry Attribute™ の結果を組み合わせる機能

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【アトリくんの視点】Googleは数年前からディスプレイ強化の方針を打ち出してきましたが、DoubleClickなどのディスプレイ製品が次々刷新される中、認知から購買までのファネルを見える化するためのアプローチとして、アトリビューション機能はますます充実させてくるでしょうね。ウェビナーは長いので聞くのは大変ですが、勉強になりますよ!
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【アトリくんの視点】Adobe Digital Marketing Summit でも予測分析の話がされていたとおり、現状分析から得られた知見を予測分析に活かしていく流れは既定路線ですね。今後、日本にも徐々にしていく流れになるのではないでしょうか。今後も注目のトピックですね!

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