Forrester

IABがアトリビューションに関する2つの資料をリリース

米インタラクティブ広告の業界団体であるIAB(Interactive Advertising Bureau) が 「Digital Attribution Comes Of Age」「The IAB Digital Attribution Primer」という2つの資料を同時に公開しました。

「Digital Attribution Comes Of Age」は、フォレスター・リサーチ社が広告代理店やサービスプロバイダ、媒体社などに行ったインタビューをもとに作成されたアトリビューションの今を捉えた調査報告書です。

「The IAB Digital Attribution Primer」は、Primerという名前のとおり、アトリビューションに関する入門書です。アトリビューションの定義から手法、課題まで簡潔にまとまっていますので、「アトリビューションって結局のところなに?」という方はぜひご覧になってはいかがでしょうか。

詳細はこちらから。

Digital Attribution Comes Of Age
http://www.iab.net/digitalattribution

IAB Attribution Primer
http://www.iab.net/attributionprimer

コメント

Forresterがアトリビューションベンダーの評価レポートを発行

146-attributionforrester.png

Forrester がアトリビューションサービスの評価レポートを2つ同時に発行しています。

Forrester Wave™ For Interactive Attribution

レポートは、
1)オンラインチャネルのアトリビューション
2)テレビなどのオフラインを含むクロスチャネルのアトリビューション
の2つがありますが、ここではオンラインについて少し見ていきたいと思います。

Forrester Research : Research : The Forrester Wave™: Interactive Attribution Vendors, Q2 2012

上記のレポートでは、アトリビューションを可能にする Adobe、Adometry、C3 Metrics、ClearSaleing、Convertro、Google、IBM、Visual IQ の8つのベンダー/サービスについて評価しています。

Forrester は2009年にも同様のレポートを発行していますが、前回のレポートから約3年が経って「ラストクリックの考え方は依然として健在だが、あれから3年が経ち、ラストクリック偏重の傾向からインタラクティブなアトリビューション評価に向かう強烈な時代の流れを感じる。」と、著者のAri Osur は書いています。

その根拠として、今回のレポートで高い評価が与えられたサービスの多くはコンタクトポイントやチャネルにクレジットを与えることによって動的に変動するアルゴリズムベースのアトリビューション評価機能を備えており、前回のレポートでそれを実装していたベンダーは1社しかいなかったという事実を挙げているようです。

このレポートでベストベンダーに選ばれたのはVisual IQでしたが、それ以外にもDSPとの連携が評価されたAdometry や、ClearSaleing にもVisual IQ と同等の評価が与えられています。

一方で、大手には上記の3社に比べるとやや低い評価を与えています。IBM やAdobe は対抗になり得るものの、Google については 「Google Analytics を利用してコンバージョントラッキングをしていて、かつGoogle の検索連動型広告やディスプレイネットワークをメインで利用している企業にのみお勧めする」と厳しい評価をしていますね。

57-atori_academic.jpg
【アトリくんの視点】「Digital Attribution Comes Of Age」によると広告主自身でアトリビューション分析をしているという回答が50%を超えていますね。日本でも言えるのですが、複数の広告代理店とのお付き合いがあったりすので、なかなか一つの広告代理店やツールベンダーなどに依頼できなかったり、CRMとのデータ連携が必要になったりで、効率的・効果的にアトリビューションをやろうとすると、結果的に広告主自身がやった方がいいということになるようです。日本ではまだまだ広告主自身でアトリビューション分析をやっている会社は少ないと思いますが、今後はそのようなニーズが高まってくるのではないでしょうか。

コメント

より大きな結果を出すためにディスプレイ広告とサーチを統合的に活用する

Uniting Search and Display for Stronger Results
http://www.emarketer.com/Article.aspx?R=1008337

eMarketerから。
2つのグラフは2010年のもので、ある意味おさらいだが、興味深いデータ。
やはりディスプレイ広告とサーチ(有料/自然)の組み合わせは強いことが伺える。

そしてそのデータを取得し分析するためのツールや手法も多様。

57-atori_academic.jpg
【アトリくんの視点】Visual IQ がトップでしたね。今回のレポートで高い評価がついた3社はどれも、「データマネジメントの堅牢性」、「信頼性の高いアカウントサービス」、「ユーザーインターフェース」の3点が良かったそうです。専業の強みがあらわれた結果と捉えていいかもしれません。もちろんForrester の評価が絶対ではないですが、広告代理店や広告主がそれぞれの事情に合わせて適切なベンダーを選ぶ一つの指針にはなりそうです。
6-atori.jpg
【アトリくんの視点】
多くの組み合わせの中で、やはりまずはこのディスプレイ広告+サーチの可能性を模索するのがファーストステップと捉える広告主は多そうです。これにソーシャルが入ってくる形ですね。TVや新聞の投下量との関係性も統計的に。

コメント